はじめに:傘の骨が折れても、まだ直せます!
「傘の骨が1本だけ折れてしまった…」そんなとき、捨ててしまっていませんか?
実は、折れた傘の多くは自分で修理して再利用することが可能です。
私も最初は「もう買い替えるしかない」と思っていましたが、実際に修理してみたところ、想像以上に簡単に直すことができました。
この記事では、私が実際に行った修理方法や、必要な道具・部品の選び方、実際に使ってみた感想まで詳しくまとめます。
傘の骨が折れたら「修理」という選択肢もある
傘の骨が1本折れただけなら、本体や生地がまだ使える場合がほとんどです。
「買い替えるのはもったいない」「お気に入りの傘を長く使いたい」という方は、自分で修理するという選択肢をぜひ検討してみてください。
傘の修理に使えるおすすめ部品「傘職人」
傘の骨を修理するときに便利なのが、ネット通販などで購入できる「傘職人」シリーズです。
破損した部位や太さに応じていくつか種類があるので、自分の傘に合ったものを選びましょう。
1. 三ツ爪(みつづめ)
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サイズ:大(5mm)・小(3mm)
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入数:4個
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必要な道具:ペンチ
折れた骨を部品の中に通し、両側の爪をペンチで曲げて固定します。
軽度な破損や、接続部分の補修に向いています。
2. 四ツ爪(よつづめ)
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サイズ:大(5mm)・小(3mm)
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入数:4個
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必要な道具:ペンチ
三ツ爪と基本の使い方は同じですが、爪が4つあるためより強力な固定が可能です。
強度が必要な箇所や、折れた部分をしっかり支えたい場合におすすめです。
3. 万能爪(ばんのうづめ)
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サイズ:1種類(骨の直径3mm以下用)
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入数:2個
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必要な道具:不要(手で取り付け可能)
ペンチが不要で、折れた骨を部品に通し、端を折り曲げて固定するだけ。
作業が簡単なので、不器用な方や工具を持っていない方にも使いやすいです。
実際に選んだ部品と修理手順
私の傘の破損個所ですが、つゆ先に近い箇所の骨が折れました。
風が強いときに傘を無理に使って隣の骨も折れてしまったので2箇所修理しています。
修理箇所は図の赤色箇所です。
※薄い水色は傘生地、■は中間の接続部位です。

骨の直径を測ったところ約2mmだったので、少し余裕を持たせて「四ツ爪(大)」を選びました。

ペンチは100円ショップ(キャン★ドゥ)で購入。部品が小さいので、先端が細いペンチを選ぶと作業がしやすくなります。

発売元:エコー金属株式会社
鍛造(たんぞう)ラジオペンチ 125mm NOSE PLIERS
バーコード:4991203 141989
修理の手順
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折れた箇所が部品の中央に来るようにセットする
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ペンチで両側の爪を曲げてしっかり固定する
初めての作業だったので少し苦戦しましたが、慣れてしまえばそれほど難しくありません。
押さえてくれる人がいると、よりスムーズに作業が進みます。
実際に修理してわかった注意点
修理自体は簡単でしたが、実際にやってみて感じた注意点があります。
注意点①:風の強い日は注意
一度修理後に強風の日に使用したところ、固定が甘く外れてしまいました。
その後ペンチでしっかりと締め直すと問題なく使えていますが、強風時は無理に使わない方が安全です。
注意点②:修理箇所はよく押さえる
爪の曲げ方が弱いと、時間が経つと外れてしまうことがあります。
しっかりと力を入れて爪を曲げ、骨と部品が密着しているか確認しましょう。
修理後の仕上がりと満足感
内側から見ても修理箇所はほとんど目立たず、見た目にも違和感はありません。
「エコに貢献できた」「お気に入りの傘を捨てずに使い続けられる」という満足感も得られました。


まとめ:傘はまだ使える!自分で直して長く使おう
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折れた傘は「修理すればまだ使える」可能性が高い
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修理部品はネットで簡単に手に入り、取り付けも難しくない
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ペンチさえあれば初心者でも挑戦できる
お気に入りの傘が壊れたとき、すぐに捨ててしまうのはもったいないです。
ぜひ一度、「修理」という選択肢を試してみてください。意外と簡単で、きっと愛着が深まりますよ。


